Project

”マイスキーヴェーチェル”とはロシア語で「五月の夕べ」という意味をもつこの言葉は、私のモスクワ留学の時代、一緒の時期を過ごした仲間たちと2013年5月にコンサートした時のタイトルです。それから発展して、ロシア音楽を愛し、演奏したい、聴きたいという人たちのためのコンサート企画を立ち上げました。それが「マイスキーヴェーチェル・プロジェクト」です。音楽を、特にロシア音楽を愛する方たちがたくさん集えるコンサートをしていきたいと思います。

マイスキーヴェーチェル・プロジェクト代表　

渡部智也

 

 

”一斉に街を彩る端々しい新緑が印象的なロシアの五月―それはまさに生命の圧倒的な歓喜であり、私たちを魅了してやみません。

今回、その地で学んだ留学生どうしで何か音楽を流布する活動ができないだろうかという思いが発端となり、”その新緑の美しさが際立つ季節に”との意味を込めた「マイスキー（五月の）ヴェーチェル（夕べ）という演奏会を立ち上げました。そして今後年に一回、音楽とロシアという二つの緑によって結ばれた志をともにする良き仲間と、かつて、特に西欧において芸術家や文化人が集う場であったサロンという空間で、お聴きき下さる皆様とともに音楽を楽しむこのささやかな夕べを続けていく事ができればと私たちは考えています。

（中略）

それぞれの作曲家が自身の作品の中で表現せんとした思想、その強いメッセージを、皆様と共感することができましたならばこれに勝る喜びはありません。それではどうぞお聞きください。”

 

マイスキーヴェーチェル第一回演奏会プロクラム挨拶より～

吉永哲道（ピアニスト）